交わされた言葉の一部、報告の元になった会話は、あるいはこんな内容であったのかも知れない。
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「君もあんまり変わってないね?」
「そ、そんな事より…。
わざわざ貴男を寄越したんだから、取引なり何なり含んでたんだろうけど……
……何の目的で、何の取引を、誰が? 薬師の糸を引いてんのはナニ?」
「誰が何を、という話については僕は明言を避けたいね。僕も一応命が惜しいし……
けど彼らがこの季節、この街を選んだのは偶然じゃない。
何処かで聞かなかったかな、冬はもうすぐやってくる、って。
冬は何処からやって来る? ……判るよね。そう、この街じゃ北からだ」
「……北から運ばれる“冬”、時期も場所も必然。…選んだ理由は…って聞いても答えないよね。
―――あと、売りに出されるなら、いつ何処でどんなルートでどんなカタチで?」
「これからこの街の何処かでオークションが開かれる。目玉商品は”氷の調度品”だ。
この話も、裏通りの住人には知れ渡る頃だろうね。
コーラルツリーの印を見れば、誰によって何が売られるか位は察しが付くはずさ」
「コーラルツリー、は……確か、南の………って言うか、これ“病気”じゃないでしょう、やっぱり」
「ねえヴォルペ、人がそう簡単に病気なんて作れると思うかい?
それも、自分たちの目的に丁度都合がいいようなものを?」
「簡単にとは思わないけど…
病気じゃないって肯定だと思って良いのかな。
ヒトじゃない、ヒト以上のものが関わってるとか、そんな風にも聞こえるけど。
治療薬を作る事が出来るのは、そっちの薬師だけなんてオチはないよね?」
「……薬は、薬と呪いの専門家がきちんと手順を踏めば作れるそうだよ。
けれど質を維持する事は難しい。それを補うものが必要だ」
「………じゃあ、その補うものってなに、とか。この蔓延の目的は、とか。他に買える情報があるなら買いたいけど。洗いざらい。だめ?」
「ここら辺で満足してくれないかなあ?
ねえ、羽を引っ張らないでよ。そんな顔したってダメだからね、ダメだってば」
「…………けち。」
「あ。そうだ、それとさぁ、藍色の猫さんに探されてるみたいだから、もう少し家にいてくれないかな?
猫さんと接触したら、ちゃんと帰すから」
「……え、藍猫?
やだなあ、暇を持て余しているんだね。でも開放が条件で話したんだから、約束は約束だよ」
「解ってる、ちゃんと開放するって。
でも、貴男は、勝手に逃げたんだからね。俺にも立場があるんだから。
…ただ、その前に羽を貰う事になると思うけど。2枚くらい良いよね、ala?」
交渉はお仕舞いとばかりに、懐かしい呼ばわりを冗談口調で。
愛称など持ち出して、世間話まで始めながら、その端々に探るような言葉が混じったかどうかは……
【アーラ/ala/翼】
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そして、何だか色々と連れて帰って来ちゃうバレットに対して、心配し始めた患者さんからツッコミが入ったり。
セス「君ねえ、何でも持って帰って来るんじゃないって、お母さんに言われなかった?(汗」
バレット「……だって、あのままにして置く訳には行かなかったし(目ぇ逸らし」
セス「リースさんも苦労人だよね……ところで倉庫の鍵を知らないかい? 見つからないんだ……」
バレット「………Σえ… は!?…いや俺は見てないけど(汗」
セス「え? 知らない? 本当に? むー……(がさごそ散らかす→ お説教コース)」
そしてツッコミかと思ったらボケだったり。
鍵は後日カラーひよこ達がおもちゃにしていたと発覚。
2羽でひっぱりっこしてる所をナナの手によって無事回収されました。
メインPC:バレット・リング
重篤なバレットおにーさん中毒者。
ユーフェミア&レオポルドorエレナ&ディリーを復帰させたい。
悪役PCをやりたい病・新PCを入れたい病・イベントを起こしたい病に掛かっている。
ペティット参加者様に限り「リンクフリー」&「うちの子ご自由にお使い下さい」