“メルポメネー”と“リラ”のこと
女神メルポメネーは、魔鳥セイレーンの母神であり、リラの女神。
芸術関連の女神であり、その加護を得たリラは楽器として一級であり、またある種祭器にもなる。
“メルポメネーの”と冠されたこのリラは、古来より伝わり、彼の女神の手になる品、と歌われた名器。
瀟洒な装飾と９本弦、どこか悲しげな、静かな音色を響かせるという。
このリラを所持して得られるのは、呪歌の強化や詩歌のインスピレーションだとか、音楽や芸術に関する力であるらしい。
このリラの元々の出自は、どこかの海沿いにある、鳥獣人の小さな部落だとか。
様々に音楽家や好事家の手を渡り歩き、最後には「海賊フランソワーズ・ドレイケン」の手にあったと言われている。
現在その行方は杳として知れない。
（リラの情報は図書館やギルド、あるいは魔法道具点などで取得可能）

宝の場所・宝の地図のこと
風光明媚な観光地として知られる珊瑚の海に浮かぶ島の中でも、非常に小さな小島が、その場所であると海図は示す。
その海図は、かつてそれなりに勇名を馳せた海賊が隠した「宝物」を示すものの一つ。
現地辺りでは海賊のお宝があるとかないとか、そんな故事来歴や噂話の１つとして語られる。
過去カティが所属していた海賊船にて入手・解読した古い海図であり、複製が存在する可能性もあるが…
海図に記された文章は「宝を得るには、正規の鍵が２つ、波纏う守護者に“知恵”を示す事」が必要であると読み解ける。
（「古い海図の複製」所有者は文章の解読を試みることで、上記情報をカティに接触せず入手可能。）

宝の隠し主のこと
それなりに勇名な昔の海賊、その名は「フランソワーズ・ドレイケン」通り名を「竪琴竜」という。
彼の海賊は竪琴を好み、名器・魔器と呼ばれるようなものを、幾つか所持していたとか。
船が沈まないのは、その竪琴の音色で海の精霊と契約を交わた事があるからだとかどうとか。
また、その中の１つを「隠し財産」として何処かの島に隠したとかどうとか。
ドレイケンの「隠し財産」には、かならず守護者がついているとか、どうとか。
（「メルポメネーのリラについて」の情報を手に入れるとドレイケンの名前が出てくる、もしくは「珊瑚礁の小島の宝」の噂話として取得可能）

依頼主のこと
名はカティーナ＝カトラシア、姓はなし、通称カティ。
斬り込みを得意とする海賊団の戦闘員。現在、所属船はなし。単独にて寄港中。
彼女が所属する船との戦闘に於いて、会戦の合図の如く敵陣へ何より最初に切り込んでいく姿から、ついた仇名は「風雲告げる赤の使者」

守護者のこと
海図に記された波纏う守護者
竪琴竜の海の精霊
それを符号させるのはシャーマンの婆様の言葉
守護者は未だ健在、属性は水、

現在の鍵Ａの所有者
ウェルッシュ・コーギー・ペンブローク（♂）
名前はない、ガラクタコレクター。
何故か気に入ったガラクタを咥えて歩き回る性質がある。
商店街の建物の隙間（猫道サイズ）にて「鍵Ａ」を拾得
その後、鍵を咥えて歩き回る。→　街中、餌を貰えそうな場所。（商店街・酒場・広場・公園）
鍵取得方法　１．物々交換（餌付けも含み）　２．後をつけて隠し場所から取ってくる（判定不要）　３．捕獲して取り上げる（わんことの戦闘・ただし逃走／追走戦）


宝の鍵が複数落ちていたわけ
「鍵を預けられた部下（元）が盗難防止用にダミー鍵を作っていたが、それを仲間と分担する前に本物と一緒くたに全部失くしたから」
そしてコーギー犬は、その鍵の塊を商店街の建物の隙間で見つけ、“新しく見つけたお気に入りのガラクタ”として、一個づつくわえて歩き回っていた。
（ファイナル当日に鍵が複数個出揃ったら、発言時間の末尾数字を使ってどれが本物かの判定を行う予定でした。）
当日までに撒けた鍵は２つでしたし、図書館の調査ロールに後入り出来なかったりと、ＧＭの準備ロール不足も反省点ですね。そして判定ロールをしていたらきっともう１時間近くオーバーしたかもしれない！


時間と参加者数の都合で使わなかった問題

設問１
ここに“ゴシキケムシ”という変わった習性をもつ毛虫がいる
この毛虫は常に五匹で群れをなして行動する
とある葉にかの毛虫が五匹並んでいたとして
右から二番目の毛虫は、群れの中で最も大きいオスだった
左から三番目は、少し太ったメスだった
左端のは最も小さなオスだった
では、左から二番目の毛虫は、大人か子供か
↓
こども。毛虫は幼虫

設問２
高山に挟まれた峡谷がある
この峡谷に棲む生き物は大変少なく、うさぎくらいのものであった
そして流れる川があり、この川は海へと続いている
その川辺に卵がひとつあった
↓
この卵は果たしてうさぎのものかかめのものか
うさぎ、たまご、うまない

設問３
この短剣を、傷１つ付けずに自らにさしてみろ
↓
剣を腰にさす（帯剣する）

ロール中に「ドレイケンが謎賭けを弾き語り」というネタので歌い出したのは、この設問３の問題文でした。

[3回]