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フローズさんちのPC事情
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B:「……徘徊先で何か企画書が張り出されてたんだけど、『Hey和』だって」
G:「祈りの道標ですわね。私も幾百幾千の天使達に、1人でも多く生存者が救出されるように、被災者や皆様方の心身が少しでも癒されん事を、祈っておりますわ」
H:「んんー…。うん、私も取り合えず地震キライ。……で、音楽貼っ付ければイイの?」
B:「うーん。まぁ、そうかな、絵は描けないし。そんな訳で、youtubeぺたり。
企画について詳しくは、コチラyaplog.jp/ren-sui/archive/11 です、ヨロシク。」
G:「6月13日、超短コンセプト短文が完成致しましたわ。
テーマは『“ただいま”と“おかえり”で紡ぐ連作』と…」
B「…『ブラウザの中に住む“俺達”から現実に居る“あなた”へ』の2つ。
これはお兄さんの担当部分だね。少しでも“あなた”を暖められたら嬉しいな。」

H&G:「一日も早く皆が暖かな日常に帰れますように」




Character for NANA

暗くて寂しい場所に居たわたし達。
それを連れ出してくれたのは、1人の『幸せを求めた』人でした。
衝突もあったけれど、怖い思いもしたけれど、とても感謝しています。

そして、今は。

「ただいま。」

「お帰りなさい。」
「お帰り、ナナ。」
「お帰りなさい、久し振りだね、ナナ。」

わたしを迎えてくれる声があります。

「コロナお義兄ちゃん。戻って来てたのね、おかえりなさい。」

「………うっわー、なにその差別相変わらず健在なわけ?」

「自業自得って言うんだと思うよ? それに、兄呼びされたいって訳でもないよね?」

「そうよ、そうよ。自業自得なのよ。 おにいちゃんって呼んで欲しい訳でもない癖に。」

「まったくもってその通りだけど、口を揃えるなっつーの。はいはい、どうせ俺が悪いですとも~。」

だから、わたしも、“おかえりなさい”を言って迎える事ができるの。

「あらあら、2人ともお兄ちゃんを虐めちゃいけないわ。
…私は少し出掛けて来るから、留守をお願いね、ナナ。」

「はい。リースお義母さん、いってらっしゃい。」

Character  for  WREATH

丘を登った先の教会。
ほんの時折訪れる、静かな祈りの家。
礼拝堂で出会ったのは2人の癒し手。

「こんにちわ。お祈りにいらっしゃいましたの?」

「うふふ、そうね、お祈りみたいなものかしら。少しお邪魔するわね。」

「はい、是非。…あ、えっと、私はここの所属ではありませんけれど。
神の御許には何者も歓迎されているのですわ。」

「あらあらまぁまぁ、新しくいらしたシスターかと思ったわ。」

「私は、こちらの街を拠点にさせて頂いている巡礼神官ですの。
紛らわしい振る舞いをして、申し訳ありませんでしたわ。」

「ああ、良いのよ、大した事じゃないもの。気にしないで頂戴。
もしかして、戻ってきたばかり、かしら。」

「どうして分かりますの?」

「それはね、お嬢さんの靴が。」

「―――あっ。そ、そうですわね!足元を見れば分かるのでしたわねっ。」

「うふふ、頑張って歩いたのねぇ。無事な帰還で何よりだわ、お帰りなさい。」

まるで母から娘にする如く、柔らかく掛けられる帰還を労い喜ぶ言葉。

「あ…… 有難う御座います。私はジェラルダイン・J・アシュクロフトと申します。
本日はもう失礼させて頂きますが、またいつかお会いできます事を、祈っておりますわね。」

「ええ、またいつか。…気を付けて帰りなさいね。」

それに応えるのは、笑顔と再会を祈る言葉。
2人の手を重ねれば、病も傷も追い払う。
けれどそれより、尚強く命を暖めるのは、その笑みと声。
相手を思い労わる言葉は、心の磨耗を僅かでも癒す、魔法以前にして以上の呪文。



Character for GERALDINE

柔らかい、瞳の色を見たのです。
見知らぬ方が、私の行いを認めて、労って下さいました。
人と優しさを、安らぎを、交わして行かれるこの世界の、なんと素晴らしいことでしょう。
ほんの僅かでも、こうした時が持てるなら、私はどんな困難も乗り越えて行かれるのですわ。
そして、そんな温かさを、誰かに伝えられれば、それこそが本意。
どうか貴方の手元にも、誰かの温もりが届きますように。
どうか貴方の手元にある、小さな優しさに気付けますように。
私をいま包んでくれた安らぎを、私もまた、誰かへと届けて差し上げられますように。



Character for HERENAKAREN

シャラン‥
涼やかな金属音が擦れ違い様に耳を擽る。
その音に振り返って見れば、視界の端を通り過ぎていく黒いリボンの残像。
こてりと首を傾げるのは、赤い眼の黒兎。

何箇所も包帯の巻かれた、激戦の跡を窺わせる姿に、折れた剣を携えて。
その身に抱えた痛み、見舞われた災難は大きく、壊れた物はもう戻らない。
ちゃんと帰り着けるかな。そんな不安を抱えて。
いつになったら着けるかな。そんな焦りも抱いて。
それでも、その目は生気を宿し、その足は一歩ずつ前に進む。

この街は優しくて、トモダチもいて、とっても大事な場所で…
疲れ果てて、ボロボロになっても、それでも帰って来たいって思うの。
だから、答えてくれるヒトがだれもいなくても。
私は大きな声でいうよ。

「ただいま!」

答えるのはコレクションの武具たちの金属光沢。
けれど、そこには、きっとぬくもりが宿っている。



Character for BULLET

どうかこの声が君に届きますように。
『俺達』はここに居るから、遠くから思う事しか出来ないけど、それでも君の事を思っているから。

おかえり。
この場所へ。

 

そして君の帰りたい場所へ。
直にも戻れたヒトも居ただろうし、まだ帰る事が叶わないヒトも居るんだろう。
前と同じようには行かないんだろうし、きっとこれからも大変なんだろうけど、それでも。

おかえり。
俺の声は君へ届いている?

この声が、ほんの少しでも、君の慰めになる事を願うよ。
泣きたい夜に包んであげる腕は届かないけれど。
不安な時に繋いでいられる手を差し伸べられなくても。
声が枯れるまで、平和を祈る歌を。

出逢った事が奇跡なら、ここで道が分たれる事が無かったは、今一度の奇跡。





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プロフィール
HN:フローズ(フローズヴィトニル)
メインPC:バレット・リング
重篤なバレットおにーさん中毒者。
ユーフェミア&レオポルドorエレナ&ディリーを復帰させたい。
悪役PCをやりたい病・新PCを入れたい病・イベントを起こしたい病に掛かっている。
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