G:「祈りの道標ですわね。私も幾百幾千の天使達に、1人でも多く生存者が救出されるように、被災者や皆様方の心身が少しでも癒されん事を、祈っておりますわ」
H:「んんー…。うん、私も取り合えず地震キライ。……で、音楽貼っ付ければイイの?」
B:「うーん。まぁ、そうかな、絵は描けないし。そんな訳で、youtubeぺたり。
企画について詳しくは、コチラ【 yaplog.jp/ren-sui/archive/11 】です、ヨロシク。」
G:「6月13日、超短コンセプト短文が完成致しましたわ。
テーマは『“ただいま”と“おかえり”で紡ぐ連作』と…」
B「…『ブラウザの中に住む“俺達”から現実に居る“あなた”へ』の2つ。
これはお兄さんの担当部分だね。少しでも“あなた”を暖められたら嬉しいな。」
H&G:「一日も早く皆が暖かな日常に帰れますように」
Character for NANA
暗くて寂しい場所に居たわたし達。
それを連れ出してくれたのは、1人の『幸せを求めた』人でした。
衝突もあったけれど、怖い思いもしたけれど、とても感謝しています。
そして、今は。
「ただいま。」
「お帰りなさい。」
「お帰り、ナナ。」
「お帰りなさい、久し振りだね、ナナ。」
わたしを迎えてくれる声があります。
「コロナお義兄ちゃん。戻って来てたのね、おかえりなさい。」
「………うっわー、なにその差別相変わらず健在なわけ?」
「自業自得って言うんだと思うよ? それに、兄呼びされたいって訳でもないよね?」
「そうよ、そうよ。自業自得なのよ。 おにいちゃんって呼んで欲しい訳でもない癖に。」
「まったくもってその通りだけど、口を揃えるなっつーの。はいはい、どうせ俺が悪いですとも~。」
だから、わたしも、“おかえりなさい”を言って迎える事ができるの。
*
「あらあら、2人ともお兄ちゃんを虐めちゃいけないわ。
…私は少し出掛けて来るから、留守をお願いね、ナナ。」
「はい。リースお義母さん、いってらっしゃい。」
*
Character for WREATH
丘を登った先の教会。
ほんの時折訪れる、静かな祈りの家。
礼拝堂で出会ったのは2人の癒し手。
「こんにちわ。お祈りにいらっしゃいましたの?」
「うふふ、そうね、お祈りみたいなものかしら。少しお邪魔するわね。」
「はい、是非。…あ、えっと、私はここの所属ではありませんけれど。
神の御許には何者も歓迎されているのですわ。」
「あらあらまぁまぁ、新しくいらしたシスターかと思ったわ。」
「私は、こちらの街を拠点にさせて頂いている巡礼神官ですの。
紛らわしい振る舞いをして、申し訳ありませんでしたわ。」
「ああ、良いのよ、大した事じゃないもの。気にしないで頂戴。
もしかして、戻ってきたばかり、かしら。」
「どうして分かりますの?」
「それはね、お嬢さんの靴が。」
「―――あっ。そ、そうですわね!足元を見れば分かるのでしたわねっ。」
「うふふ、頑張って歩いたのねぇ。無事な帰還で何よりだわ、お帰りなさい。」
まるで母から娘にする如く、柔らかく掛けられる帰還を労い喜ぶ言葉。
「あ…… 有難う御座います。私はジェラルダイン・J・アシュクロフトと申します。
本日はもう失礼させて頂きますが、またいつかお会いできます事を、祈っておりますわね。」
「ええ、またいつか。…気を付けて帰りなさいね。」
それに応えるのは、笑顔と再会を祈る言葉。
2人の手を重ねれば、病も傷も追い払う。
けれどそれより、尚強く命を暖めるのは、その笑みと声。
相手を思い労わる言葉は、心の磨耗を僅かでも癒す、魔法以前にして以上の呪文。
*
Character for GERALDINE
柔らかい、瞳の色を見たのです。
見知らぬ方が、私の行いを認めて、労って下さいました。
人と優しさを、安らぎを、交わして行かれるこの世界の、なんと素晴らしいことでしょう。
ほんの僅かでも、こうした時が持てるなら、私はどんな困難も乗り越えて行かれるのですわ。
そして、そんな温かさを、誰かに伝えられれば、それこそが本意。
どうか貴方の手元にも、誰かの温もりが届きますように。
どうか貴方の手元にある、小さな優しさに気付けますように。
私をいま包んでくれた安らぎを、私もまた、誰かへと届けて差し上げられますように。
*
Character for HERENAKAREN
シャラン‥
涼やかな金属音が擦れ違い様に耳を擽る。
その音に振り返って見れば、視界の端を通り過ぎていく黒いリボンの残像。
こてりと首を傾げるのは、赤い眼の黒兎。
何箇所も包帯の巻かれた、激戦の跡を窺わせる姿に、折れた剣を携えて。
その身に抱えた痛み、見舞われた災難は大きく、壊れた物はもう戻らない。
ちゃんと帰り着けるかな。そんな不安を抱えて。
いつになったら着けるかな。そんな焦りも抱いて。
それでも、その目は生気を宿し、その足は一歩ずつ前に進む。
*
この街は優しくて、トモダチもいて、とっても大事な場所で…
疲れ果てて、ボロボロになっても、それでも帰って来たいって思うの。
だから、答えてくれるヒトがだれもいなくても。
私は大きな声でいうよ。
「ただいま!」
答えるのはコレクションの武具たちの金属光沢。
けれど、そこには、きっとぬくもりが宿っている。
*
Character for BULLET
どうかこの声が君に届きますように。
『俺達』はここに居るから、遠くから思う事しか出来ないけど、それでも君の事を思っているから。
おかえり。
この場所へ。
そして君の帰りたい場所へ。
直にも戻れたヒトも居ただろうし、まだ帰る事が叶わないヒトも居るんだろう。
前と同じようには行かないんだろうし、きっとこれからも大変なんだろうけど、それでも。
おかえり。
俺の声は君へ届いている?
この声が、ほんの少しでも、君の慰めになる事を願うよ。
泣きたい夜に包んであげる腕は届かないけれど。
不安な時に繋いでいられる手を差し伸べられなくても。
声が枯れるまで、平和を祈る歌を。
出逢った事が奇跡なら、ここで道が分たれる事が無かったは、今一度の奇跡。
*
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メインPC:バレット・リング
重篤なバレットおにーさん中毒者。
ユーフェミア&レオポルドorエレナ&ディリーを復帰させたい。
悪役PCをやりたい病・新PCを入れたい病・イベントを起こしたい病に掛かっている。
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